引きこもりの長期化と高齢化 【引きこもり/不登校の問題】

一度、引きこもってしまった人間が、再び社会(あるいは学校)に復帰することは並大抵のエネルギーでは不可能です。

何でも引きこもり年齢の平均は30歳を超えていて、10代や20代だけの問題ではないということです。

このデータは、社会復帰ができずズルズルと30,40歳にまでなってしまう、つまり、引きこもった人がいかに社会復帰が難しいかの裏返しです。

なぜその人達は暮らしていけるかというと、親・保護者が養っていることが多いでしょうが、だからこそ「甘え」だと言われてしまうことでもあります。

本当は「甘え」の精神論だけで語ることができない問題です。

これは私たちの経験からはっきりと断じることができます。

中には「ぐうたら」もいるかもしれませんし、ひきこもり脱出をしたいと願っている人の中にも「ぐうたら」要素はあると思います。

私も何度「甘え」を息子に対して口に出したかわかりません。

私がいなかったら、あなたは何にもすることができないのよ!

この言葉を発した時、私はしまったと思いました。とっても後悔しました。

息子の可能性の芽を否定すると同時に、やる気を無くす言葉を吐いてしまいました。

今では「あの頃はお母さんがいなかったら何にもできなかった」と言うくらいなので、その言葉を引っぱってはいないようですが、引きこもり状態だからといって、ダメ人間のように扱うのはよくないという経験談です。

甘えだと思っていても、それは決して態度に出さない方がいいです。

甘いのは本人が一番よく知っていますから。

話がそれてしまいましたが、引きこもっていると他人との接触が限られてしまうので、コミュニケーション能力が身につきません。

どんどん退化して、今度は対人折衝も緊張が増すばかりなので、ますます社会復帰は困難になります。

そうなると、会話術やコミュニケーション能力はさらに無くなります。

ここが一番のポイントかもしれません。

何にもないコミュニケーション能力で、社会に飛び込んでやけどした人は多いでしょう。

だからこそ、引きこもりの方の社会復帰プログラムがますます必要になってくると思います。

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